| 失はれる物語 |
2007-10-22 Mon 11:40 |
![]() | 失はれる物語 (角川文庫) 乙一 (2006/06) 角川書店 この商品の詳細を見る |
最近はまっている乙一の短編集。
7つの短編から構成されており,乙一にしては長めな話が多い気がする。(極端に短いものもあるが)
全体として感じたことは,これまで読んできた乙一の小説と少し雰囲気が違うということ。
「夏と花火と私の死体」や「ZOO」などは,サスペンス色が強く,乙一独特の暗さが強調されていたのだが,この本の短編では,切なさのようなものが加わっており,新たな一面を見たような気がする。
心に残った作品としては,
「失はれる物語」
「傷」
「しあわせは子猫のかたち」
あたりかな。
超短編の2作品も息抜きになってよかったけどね。
この本の中で特に衝撃だったのは「失はれる物語」。
心から恐ろしいと感じた。
やはり,乙一の視点は素晴らしいなぁ。
